AWSを超初心者向けに説明！【クラウド】

突然ですが「AWS」ってご存知ですか？

最近コマーシャルでも見かけるようになりましたが、Amazonのことじゃないの？と思う人も多いかもしれません。間違いではないですが、ちょっと違うんです！

実は「AWS」というのはIT業界はもちろん、様々な企業の間でとても有名な「クラウドサービス」のことなんです。

今回はそんな「AWS」について解説していきたいと思います。

じゃあまず「クラウド」って何だ？？

「AWS」の正式名称は「Amazon Web Service」で、「クラウドサービス」の一種です。そもそも「クラウドサービス」とは？と思う人もいますよね。まず最初に「クラウドサービス」について簡単に説明します。わかる人は読み飛ばしちゃって下さい。

クラウドサービスをざっくり説明すると「インターネットを使うことでアクセスできるサービス(環境)」のことです。

皆さんはメールにはGmail、SNSではTwitterやインスタ、ファイル共有にはBoxを使ったりしていませんか？これらは全て「クラウドサービス」なんです。

確かにこれらはインターネットアクセスさえできれば、家でも外出先でも使うことができますよね。また、機種変更の際にも簡単な設定だけで引継ぎができたりもします。

しかし、逆に言えば「インターネットにアクセスしないと使えないサービス」でもあるわけです。「クラウドサービス」はPCやスマホを持っているだけでは使えないんですね。

つまり「写真を撮影してスマホに保存して、SNSに投稿する」ことや、「メモやファイルを作ってBox上に保存する」ことが「クラウドサービスを利用する」ということになるわけです。もっとクラウドについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にして下さい！

クラウドサービスには私たちに身近なGmail、Twitterやインスタなど以外に、企業向けのサービスもあります。その一つが「AWS」です。

イメージとして「Gmail=メールサービス」、「Twitter・インスタ=SNS」、「Box・SharePoint=ファイル共有」なら、「AWS=クラウドコンピューティング」となります。

「クラウドコンピューティング」は簡単に言えば「サーバー」をインターネット経由で貸してくれるサービスです。

実はネット通販やオンラインゲームなどを運営するには必ず「サーバー」が必要になります。これは商品情報やユーザー情報を保存したりするためです。

これらを個人で運営する人はあまりいませんよね。つまり運営する企業がAWSからサーバーを借りるわけです。

ではAWSを始めとするクラウドコンピューティングとは何がすごいのでしょうか？

この点がクラウドコンピューティングにおいて最も優れている点です。

突然ですが、あなたはネットで商品を販売しているとしましょう。楽天やAmazonのマーケットプレイスを使わずにオリジナルサイトで商品を販売をしたい場合、自分でサーバーを用意してサイトを作り、商品情報や注文情報を管理したりする必要があります。

サーバーは極端に言えばPCなら何でもいいです！一日にほんの数人しか訪れないサイトであれば自宅のノートパソコンなんかでも大丈夫かもしれません。ですが、一日数十人、数百人となったらどうでしょう？段々と性能が足りなくなってしまいます。

ならばもっと性能のいいPCを用意しよう！となるかもしれません。しかし購入するとなると値段も高いですし、場所も取ります。届いてから設定するまでに時間もかかりますね…

そんなとき、クラウドコンピューティングサービスはとっても役に立ちます！必要ならインターネット上でレンタルすればいいんです！

筆者

サブスクやレンタカーと同じようなイメージです！

AWSは世界中の拠点に大量のサーバーを持っています。誰かが必要になったら、その分だけすぐに貸すことができるほどの量です。

「設定はおまかせ、自宅に置き場所不要で、好きな時に好きな分だけすぐにサーバーを使える」

それがAWSのすごいところなんです(もちろん使った分だけお金は掛かりますが)。

また、「やっぱりオリジナルサイトで商品売るのやーめた」なんてときや「サイト訪問者が少なくなった」場合、自前で用意していたら高い値段で購入したPCが無駄になってしまいます。しかし、AWSであればレンタルを減らしたり、やめるだけでいいわけです。とっても簡単で経済的ですよね。

実はクラウドコンピューティングを提供するサービスにはAWSの他にもAzure(Microsoft社)・Google Cloud・IBM Cloud等があります。その中でもAWSは業界のトップに君臨しており、現在は30%を超えるシェアを誇ります。

古くからサービスを提供しているクラウドコンピューティング界のパイオニア的な存在で、今でもAWSが新たなサービスを発表しては、他社が追いかけるといった形になっています。