【超初心者向け】クラウドの基本を解説

最近「クラウド」という言葉をよく耳にしますよね。テレビやYouTubeのCMでも流れていたり、ニュースなどでもよく聞きますよね。実際、IT業界ではクラウドを利用する仕事がどんどん増加しており、もはや必須の知識になっていると言っても過言ではないです。

ただ、普段ITと関わりが薄いと「何となく聞いたことある」くらいで具体的な事はわからない方も多いと思います。

今回はそんな超初心者の方向けに、最低限知っておきたいクラウドの基本について説明していきます！

筆者

細かいところは置いといてわかりやすく説明します！

クラウドについて知る前に…ITとは？

さて、クラウドについて解説をする前に、まず少しだけITについて知っておきましょう。

皆さん「IT」って言われると何を思い浮かべるでしょうか？スマホやパソコンなどの機械、PayPayやYouTubeなどの普段利用するサービス、最近流行りのAI・ChatGPTなどを思い浮かべる方もいるかと思います。

実は「IT」は「Information Technology（インフォメーション・テクノロジー）」の略です。日本語で「情報技術」のことを指します。

スマホは通信して色んなデータを送りますし、PayPayは支払い情報・YouTubeは動画情報を送受信します。ChatGPTはインターネット上の情報を自動で分析してまとめてくれますよね。

つまり、現代の私たちはITに囲まれた生活をしているんですね。たとえIT業界に携わっていなくても身近な存在であることが分かったのではないでしょうか。

IT = ネットワークや情報を使った技術全般

クラウドとはインターネットを通じてアクセス可能な環境・サービス・またそれらを利用することを指します。初心者の方だと何を言っているのかよくわからないかもしれません。

では、普段私たちはITサービスを利用する側ですが、サービスを提供する側になったつもりで考えてみましょう。

便利なサービスを作るためには性能の良いコンピュータ(=サーバー)を動かす必要があります。

次にそこにサービスを作成する必要があります。YouTubeであれば動画やユーザーの管理・メールサービスであれば送信処理やデータの保存などですね。

一般的にこのコンピュータを自分で購入して用意する場合をローカル( = オンプレミスと言います)、AWSやGoogleなどの業者から借りる場合をクラウドと言います。

サーバーの用意を自分でするか業者から借りるかによってオンプレミスとクラウドに分類できることが分かりました。

では最近クラウドが流行っているのはなぜでしょうか。それはもちろん便利だから、なのですが特に以下の点でクラウドにメリットがあるんです。

上司から「明日からサービス開発したいからサーバーを用意して！」と言われたらどうでしょう。そんな急に言われても困りますよね。でもクラウドはそれができるんです。

自分で用意する場合はまず購入して、設置して、設定して・・・等の手間がかかりますが、クラウドは設定まで完了しているクラウド業者のサーバーを借りるのでネットワークに繋げるパソコンさえあればOKなんです。

大きなサービスを開発しようとする場合とても性能のいいコンピュータが必要になりますし、もしかすると1台では足りないかもしれません。こうなると購入するだけでかなりのお金が必要になります。

それに、サービスが思ったより利用されなかった場合はサーバーのオーバースペックのため無駄な出費に終わるかもしれません。

クラウドはこの問題点を解決してくれます。使った分だけ支払う従量課金制だからです。

よってサービスの利用状況が予想以上でも以下でもそれに合わせて調整でき、その分支払うシステムになっています。大金を払って無駄に性能の良いサーバーを用意する必要がないんですね。

サーバーを自分で用意している場合、以下の問題が発生するかもしれません。

クラウドであれば、ほとんどの場合これらのサーバー自体の管理・対処は業者側が実施してくれるため私たちは何もする必要はありません。

ただ、サーバーを利用して作成するサービス自体のセキュリティなどは自身で設定が必要なこともあります。

筆者

とはいえクラウドにデメリットが無いわけじゃないです！それはまた別の機会に！

さて、今までの説明だと「クラウド = レンタルサーバー業者なのか」と思われてしまうかもしれませんが、実は他にもできることが沢山あります。例えば以下のようなサービスがあります。

これら以外にも、各社からここでは紹介しきれないほど多くのサービスが提供されています。興味を持った方はぜひ調べてみて下さい。